「メモの魔力」との思い出
友達から薦められて、今をときめくSHOWROOM前田裕二の本を手に取りました。
この本のメッセージに倣い、簡潔に言うと非常に良質な自己啓発本です。
だいたいの自己啓発本は読んで気持ち良くなって終わりが多いですが、この本はちゃんと明日からの実践につなげてくれます。
何せやることはメモを取るだけですから、参入障壁はほぼ0です。
僕も深夜のコンビニに走り、早速メモ帳とペンを買いました。
また当たり前ですが、読んでるとメモを取りたくなります。
結局前田さんが言いたいのは、しっかり目的意識を持って生きて、その目的を叶えるための情報にアンテナを張るようにしよう。その最適なツールがメモなんだよということです。
メッセージがシンプルかつ、すごく理路整然としていて腑に落ちます。読んでいて、やっぱり頭が良い人だと思いました。
あと、風呂場でなぜアイディアが生まれるかという話は興味深かったです。
前田さん曰く、風呂場では一切情報のインプットが出来なくなるため自ずと頭がアウトプットに向いてしまうからだそう。
確かに、僕も朝家出る前にシャワーを浴びていると、考えごとをし過ぎて遅刻したことが何回かあります。
考えることと情報をインプットする事はだいたいワンセットで考えがちですが、情報に溢れている僕ら現代人にとってはあえてそれを遮断する時間も必要なのかもしれません。
最後にこの本のイマイチなとこを言うと、結局メモを使ってどうやって前田さんが今の成功を築いたのかがあんまり見えなかったところです。
ハウツー本ですから、あんまり自分語りをしても仕方ないというのは分かりますがやっぱりその成功譚とメモのエピソードをもう少しリンクさせて描いて欲しかったなというのはあります。
その割に幼少期の貧しさと恵まれなさを何回も強調するとこが、あざといなともちょっと思いました。
良くも悪くも含め、一読する価値は有りかと思います。