おめでとう!大関霧馬山
久しぶりの更新です!
先週、夏場所が終わりましたが霧馬山の大関昇進が決定的になりました。
モンゴル勢も高校相撲ないし学生相撲を経験して入門するパターンがほとんどになってきた中、絶滅危惧種の相撲未経験の叩き上げ力士です。
もう幕下時代から、その素質の高さから将来の大関候補と嘱望されていましたから、やっとか、、、いう感もあります。
ただ、もう満を持して強豪大関ひいては横綱へという期待を込められるかというと、それには今ひとつもの足りないような、、、。
まだイマイチ絶対の型が見えない所が、大きいかもしれません。
一応、右上手を引き付けて頭を付けてというのかまそうだとは思うんですが。
大関昇進ともなると、その他の三役力士とは力が一段違うなと思わせる所が、直近二場所くらいには見られるんですがあんまりそれも無いというか、、、。
あまり良くない言い方ですが、豊昇龍や若隆景、大栄翔などライバルが停滞したり朝乃山が謹慎したり、また北青鵬や落合といった新世代が躍進する前に、どさくさに紛れて大関に上がったような印象がちょっと否めません。
ただ成績的にはケチはつけようがないし、三役経験も豊富なので間違いなく強いは強いんですがどうなんでしょう、、、。
正代、御嶽海、朝乃山(これは特殊ですが)と短命大関が続いてるので、まずは息の長い名大関を目指して欲しいものです。
文句ばかり言いましたが、運動神経やバランスの良く均整の取れた肉体など素質は確かに抜群です。
モンゴル勢も大型化が進んでますが、朝青龍・日馬富士・鶴竜の系譜の、スピードと技と外連味を持ち合わせた、久々の古き良きタイプのモンゴル人大関にはやはり期待せずにはいられません。
照ノ富士、貴景勝と共に、若手の壁になり新たな時代を作って欲しい!
そんな想いをこめて、筆を置きます。
BLACK PINKかそれ以外か。
ここ最近、ブラックピンクにどっぷりハマっています。
1か月前までほぼ知りませんでした。
きっかけはNetflixで配信されていた、ドキュメンタリー。
正確には、このドキュメンタリーの渋谷駅に掲げられた広告。
けだるそうに佇む彼女たちのあまりのカッコ良さに、僕は曇り空の渋谷で時が停まったように見入ってしまいました。
広告としてのセンスの良さとかそんなのも当然あるんですが、この写真から伝わってくる演者として
「強さ」
がハンパじゃないと思いました。
「BLACK PINKかそれ以外か」
といわんばかりの物凄さ。
それが何かはっきり言い表せないけど、目が離せなくなる。顔がキレイとか、スタイルが良いとかファッションがオシャレとかの先にある骨太の本物感。
早速ボクは、YouTubeに触手を伸ばし歌い踊る彼女達の姿を目の当たりにしました。
ますます魅せられました。
この東京ドームの「Kill this love」は寝る前に必ず観るくらい好きです。
好き過ぎて目覚ましに使おうかと思いましたが、目覚ましに使って嫌いになるのが嫌なくらい好きになったので止めてしまいました。
露出の多い衣装で、めちゃくちゃ挑発的でセクシーなダンスをしてますが全然下品じゃありません。
女子のファンが多いのも頷けます。歓声もほとんど女の子の声です。
ジェニーのちょっと意地悪な小悪魔感、リサの底抜けの明るいキュートさ、ジスの儚げなキレイさ、ロゼの真っ直ぐで懸命なカッコよさ。
女の子の魅力って、もしかしてすべてBLACK PINKの中にあるんじゃないかと思います。
曲もめちゃくちゃカッコいいんですが、とにかく4人の生き様をそのままぶつけられるような感じに圧倒されます。
私生活でどんなゴシップをほじくり出されようが、「それが何か?」と言えちゃうような強さ。
自分なりになんで、BLACK PINKがなんでこんなに素敵で強いのか考えてみました。
そう言えば、ボクは昔めちゃくちゃももクロが好きだした。
いわゆるももいろクローバーZです。ちょうど6年前くらいの話です。
当時大学生だった、ボクはももクロの5人の名前を講義中にノートに書いてニヤニヤ眺め続けていたり、好きというより崇拝に近いハマり方をしていました。
なぜそこまで好きになったかと今になって考えれば、それはももクロの纏った物語に魅せられたからでした。
代々木公園の片隅で路上ライブをして、隣のNHKホールを眺めながら
「いつかあそこで、歌ったり出来たらね〜」
と冗談のような事を語っていた少女たちが数年後に紅白歌合戦に出てそんな夢を叶えて行く様は追いかけるファンとして、とんでもないカタルシスがありました。
紅白に行って、国立に行って。どんどんももクロは夢を叶えて行くけど、その後に続くはずの物語は行き場を無くして行っているような気がしました。
ももクロという存在が肥大化していく中で、「健気な成長譚」という物語は明らかに限界を迎えていました。
就活とか他の事で忙しくなったとか、そんな事情もありましたがボクのももクロへの関心が薄れて行ったのはそんな物語性の喪失のタイミングと思えば重なっていました。
魅力的な物語は強烈に人々を惹きつける魔法ですが、その魔法はいつか解けてしまうかもしれない諸刃の刃でもあります。
僕が好きで無くなった時のももクロは、そんな魔法無しで輝き続けられるほど当時の僕の目には魅力的に映らなかったんだと思います。
だいぶ話はそれましたが、BLACK PINKについて。
BLACK PINKはデビューした時から、物語が与えられませんでした。
K-POP界の雄のYGが満を持して送り出す、半端じゃない4人組。
まだ何者でもないはずの4人は、いきなり特大の期待と注目を背負いこんで旅立ちました。
並大抵でないプレッシャーの中で、彼女達は躍進を続けてK-POP界期待の大型新人はいつか世界にその名を知られる存在成長しました。
BLACK PINKの演者としての、恐ろしいほどの力強さはデビューした時から物語を纏わず生身で大衆の前に立ち続けた故ではないでしょうか。
そのプレッシャーに耐えうるだけのスキルやスター性を、練習生時代に修養した彼女達の凄まじい努力は驚くべきものと言えます。
先ほど挙げたももクロも、今年話題を集めたniziuも彼女たちが「選ばれて行く」過程を我々は共有していました。
だからこそ、我々は駆け出しから彼女達に思い入れ、共感しました。だから拙さや粗さが売りになります。
でも最初から選ばれた人として、大衆の目の前に立ったBLACK PINKは「本物」であり続ける以外に認められる道はありません。
その果てしなく険しい道を掻き分け続けて進んだからこその、現在の輝かしい姿があると言えます。
そして彼女達そのままの姿で大きくなったからこそ、BLACK PINKはいつまでも人間くさくいつまでも女の子であり続けるのです。
物語なく戦って来た彼女たちが、今アジアから世界的スターに羽ばたくという、類を見ないほど巨大な物語まで今から纏おうとしています。
もはやどこまで大きくなるか想像も出来ません。彼女たちの物語ではなく、神話をつくるかもしれません。
そんな事を思いながら、今夜も彼女達のイカした子守唄で眠りにつきます。
では、ラッパパッパパッパパ〜。
おめでとう貴景勝
激動の令和2年の大相撲でしたが、最後はしっかり大関が締めてくれました。
もう素晴らしいとしか言いようがありません。
差さない、まわしを取らない押し相撲一本で、ここまでの安定して強い力士は大相撲史上でも類を見ないのでは無いでしょうか。
今場所は一旦貴景勝の間合いを作って押されると、もう相手は為す術が無いという感じでした。
勝った相撲は土俵際で突き落とされるとか、はたきに落ちるとかそういった負け方が全然イメージ出来ないくらいの完璧な相撲ぶりでした。
今日の本割で負けた相撲は、慎重に行き過ぎた結果だと思います。
横へのいなしが上手い貴景勝だけに、見ながら確実に仕留めようとしていたんだと思いますが想像以上の照ノ富士のアグレッシブな攻めに後手を踏む結果になってしまいました。
照ノ富士が勢いつくような嫌な負け方でしたが、そこから決定戦への切り替えと覚悟の決め方は見ていて震えました。
今の照ノ富士は安全策で勝てる相手では無いと見極めて、一発で決めにかかるガチンコの立ち合い勝負に賭けたのは実にアッパレです。
This is 貴景勝という、相手に何もさせない完璧な勝ちっぷりはテレビで観ていて唸らすにはいられませんでした。
思えば初場所での徳勝龍戦に始まり、今年はここぞの相撲で何度も苦渋を舐めてきましたが最後の最後に見事にその鬱憤を晴らしました。
大関としての重圧についに打ち勝ち、それを「誇り」に変えた瞬間でした。
今日の勝ちで貴景勝もついに横綱の頂に挑戦する心技体を手に入れたのではないでしょうか。
口うるさい横審の声にやっと重い腰を上げそうな2横綱と軽傷をじっくり癒した2人の学士大関が戻ってくる初場所での綱取りは、かなりの茨の道でしょうが今からその戦いぶりが楽しみでなりません。
琴勝峰、豊昇龍をはじめ若い力もどんどん台頭し、来年の大相撲は本当に目が離せなくなりそうです。
朝乃山との思い出
コロナで日本中が大混乱ですが、相撲界には一縷の明るい光が…
「朝乃山、大関昇進!」
弱小ながら学生力士の端くれだった僕は、彼が大学生だった頃からその存在を知っていたこともあり感慨深いものがあります。
学生相撲でも188センチ160キロの堂々たる体格は一際目を引き、体つきも筋肉質で無駄に肉がついた感じもなく照ノ富士を彷彿とさせる雰囲気がありました。
ただ実績はというと全日本やインカレといった主要タイトルは取れずどちらかというとあまり陽が当たらない存在でした。
同年代だと小柳(現 豊山)やトゥルボルド(現 水戸龍)の方が目立っていたイメージです。
当時から右四つの力強さと柔らかさは際立っていましたが、攻め込まれたときの淡白さがそれ以上に目立ちました。
特に右を封じられるとそれが顕著でした。
3年生の時の中村大輝(現 北勝富士)との相撲ではおっつけ一本であしらわれるように押し出されていたのを覚えています。
技術的な弱点が目立つ学生時代でしたが、それがあってもアマチュアトップクラスの力を誇ったのは彼の無限大の素質の裏返しと言えるでしょう。
プロに入ってからの躍進は、立ち合いの甘さや左が使えないといった課題に一つずつ向き合いクリアしていったからに他なりません。
さらに言えば、大関昇進を果たした現在も技術的にはまだ課題を残しています。
特に右の差し方については大いに改善の余地があります。
左まわしが取れないときに肘だけで差し込む癖があり、左から引っ張り込むうちに体勢が悪くなる場面が目につきます。
大関ともなれば、よりこの弱点は執拗に突かれるでしょうから克服出来なければ大関の地位も覚束なくなるかもしれませんし逆に言えばそれを乗り越えた時に一つ上の番付に道が開くかもしれません。
貴景勝や御嶽海をはじめ、最近は押し相撲の力士の躍進が目立ちましたがやっと本格派四つ相撲の復権が朝乃山から始まる気がしています。
照ノ富士が幕内に戻って来るであろう来場所はさらなる波乱の予感もあり、益々大相撲から目が離せません。
合コンとの思い出
この前は街コンでしたが、今度は久しぶりに会社の同僚2人と連れだって3対3の合コンに行きました。
メンバーは後輩1人に同期1人。
後輩は可愛い顔して、顔面はナンバー1です。
同期もまあまあ男前で、たぶん僕が一番分が悪そう。後輩の忖度力に期待するしかありません。
相手側の女の子は仕事はバラバラで大学の時の友達という3人。
見た目は幹事女子が普通、友達Aがイマイチ、友達Bが可愛いという印象です。
僕の同期がやや遅れる中、少し重たい雰囲気の中でコンパはスタートしました。
重たい空気を身を挺して盛り上げるのが後輩の役目の筈ですが、この男は何もする気がありません。
借りてきた猫のようです。返却できるものなら突き返してやりたくなります。
男前風でじっくり構えておくつもりがいきなりの作戦変更です。捨て身のMCでなんとか場を繋ぎにいきます。
徐々に場が温まるなかで、後輩がノーリスクの僕へのイジリを入れてきたのにまた腹が立ちました。本当にフォアザチームの欠片もない男です。
同期が到着。
彼はリーチマイケル似のなかなかの好漢ですので、ここからはone teamで戦えそうです。
早速、同期は僕の獅子奮迅ぶりを察し、さりげなくMCを引き取りました。久米から古舘を彷彿とさせる見事な禅譲劇です。
同期の立て板に水の名調子もあり、コンパは徐々にその温度を上げていきます。
自己紹介から趣味や出身地に関するぬるま湯トークを経て、徐々にホットな恋愛トークに舵を切るさまは実に見事です。
今日は湯を沸かすほどの熱い夜になるのではと、胸が騒ぎます。
こうした空気に「レンタルなんもしない人」こと後輩男も便乗し、トークに加勢します。
なんと小狡い男だと思いつつ、同期が「音速の貴公子」と漏らしたその変わり身の速さは逆に舌を巻きます。
しかし、目指すは沸騰コンパです。ここは一つ堪えましょう…
そうこうしている内に、時間は23:00。
栄光のためには、終電を跨ぐ二次会への架け橋を築くしかありません。
女子にそれとなく、二次会の話を振ると幹事とBは乗り気で友達Aはイマイチという状況。
あんまり可愛くない友達Aがゴネ出したこともあり、同期が最悪3対2での二次会突入も示唆し出しましたが、これでは僕が悔しくて眠れない夜を過ごすのが濃厚です。それだけは阻止しなければなりません。
交渉は一次会でまとまらず、渋谷の路上までもつれ込みます。絶対にこの長い長い下り坂の先のカラオケまで辿り着かねばなりません。
YUZU 20th Anniversary ALL TIME BEST ALBUM 「ゆずイロハ 1997-2017」(通常仕様)
- アーティスト:ゆず
- 発売日: 2017/04/26
- メディア: CD
なかなか決着せず困り果てたところでしたが、ここに来て二次会教団の一員の幹事女子が帰りたい友達Aへの熱烈な勧誘をかけてくれました。
その熱心な布教にAもやっと入信を決意。終電サタンの呪いを解いてくれました。
無理して、一次会をお布施として奢った甲斐があります。
かむながらのみちをゆっくりゆっくり下りたいところですが、気が変わらない内に足早に誘導。ほどよい暗さと広さを備えたカラオケボックスに一同到着し、ここからが本当の勝負です。
対面式の一次会から変わり、互い違いに着席した男女はこれから迎えるかもしれぬClimax Nightへの緊張感で包まれます。
しばしの歌による探り合いの後に、好きな人指名タイムに突入します。
交渉の末、女子が指を指す間は男子が下を向き、男子が指を指す間は女子が下を向く形式に決まりました。
男子は予想通りBに3名の指名が集中、翻って女子はそれぞれが別々の男子を指名する驚きの結果になりました。(※名前は明かしませんでしたがその結果だけ教えてくれました。)
この結果に色めき立った男衆は、部屋を出てトイレ会議に移ります。
しかし三者とも何だかんだ、「Bの意中は自分では…」と思い出しており案の定議論は紛糾。
スタンドプレーボーイこと後輩男に至っては、B以外絶対に嫌だと言い出す有り様です。
3人寄ってたかっての、痴を恥で洗う闘争は平行線のまま。
出口が見つからないまま、部屋に戻ります。
第2ラウンドに入ると、男達の視線は明らかにBに集中。誰が先に仕掛けるかの、不毛な冷戦が始まりました。
そんな空気をめざとい女子が見逃す訳がありません。自分に興味を持たれないとわかった、幹事とAは帰ろオーラを匂わせ出します。
Bもそんな匂いに誘われて、指名した意中の男の事はどこへやら(後で聞いた話によると僕の同期だったそう。)
一気に解散へと傾き、あとは野となれ山となれ
渋谷の街に吐き出された6人はきれいに男3女3に別れました…
他に当てなき男達は他に道なきと歩き、蕎麦しか無いことはない小諸そばに吸い込まれます。
「あの時こうすれば…」、「あんな意地張んなければ…」先に立たずの後悔の波が押し寄せる中、誰ともなしに呟きました。
「またこのメンバーで合コンして、今度は良い思いしましょ!」
僕にはその愚にもつかない言葉が、映画の名セリフのように聞こえました。
チューハイの泡にはじけそうなその約束は、「まだ始まっちゃいねえよ」と負け犬の僕らの背中を押すようでした。
気付けば時刻は午前4時。また短い夜が終わろうとしていました。
今回の教訓
「合コンで大事にするのは、可愛い子より可愛くない子」
「メモの魔力」との思い出
友達から薦められて、今をときめくSHOWROOM前田裕二の本を手に取りました。
この本のメッセージに倣い、簡潔に言うと非常に良質な自己啓発本です。
だいたいの自己啓発本は読んで気持ち良くなって終わりが多いですが、この本はちゃんと明日からの実践につなげてくれます。
何せやることはメモを取るだけですから、参入障壁はほぼ0です。
僕も深夜のコンビニに走り、早速メモ帳とペンを買いました。
また当たり前ですが、読んでるとメモを取りたくなります。
結局前田さんが言いたいのは、しっかり目的意識を持って生きて、その目的を叶えるための情報にアンテナを張るようにしよう。その最適なツールがメモなんだよということです。
メッセージがシンプルかつ、すごく理路整然としていて腑に落ちます。読んでいて、やっぱり頭が良い人だと思いました。
あと、風呂場でなぜアイディアが生まれるかという話は興味深かったです。
前田さん曰く、風呂場では一切情報のインプットが出来なくなるため自ずと頭がアウトプットに向いてしまうからだそう。
確かに、僕も朝家出る前にシャワーを浴びていると、考えごとをし過ぎて遅刻したことが何回かあります。
考えることと情報をインプットする事はだいたいワンセットで考えがちですが、情報に溢れている僕ら現代人にとってはあえてそれを遮断する時間も必要なのかもしれません。
最後にこの本のイマイチなとこを言うと、結局メモを使ってどうやって前田さんが今の成功を築いたのかがあんまり見えなかったところです。
ハウツー本ですから、あんまり自分語りをしても仕方ないというのは分かりますがやっぱりその成功譚とメモのエピソードをもう少しリンクさせて描いて欲しかったなというのはあります。
その割に幼少期の貧しさと恵まれなさを何回も強調するとこが、あざといなともちょっと思いました。
良くも悪くも含め、一読する価値は有りかと思います。
ジョギングとの想い出
ここ何年もずっとダイエットしよう、ダイエットしようと思い続けて来ましたが未だにしっかり果たせたことがありません。
体重は常に100キロ前後を行き来し、日常でも体の重さから来る足のしびれや腰痛になやまされます。
またシンプルにモテません。(別に痩せていた時にモテていた訳ではないですが…)
鏡に映る姿は完全にバーバパパです。友達止まりどころか、友達になってくれることを感謝した方が良い容貌です。
そんな悩める私に思わぬ転機が…
久し振りに会って飲んだ友達から、今度一緒にジョギングしないかとの誘いを受けたのです。
正直、ダイエット未遂に終わって来た過去でもジョギングをあまり選択肢に選んだことはありませんでした。
だいたい、食事制限や筋トレを試みようとして失敗するパターンが続いてます。
長距離走はキツいし学生時代からめちゃくちゃ嫌いで全く考えもしなかったですが、やるならこんな機会しかありません。
それにキツいことを自分から絶対に出来ないダメ人間の私が痩せるには誰か一緒にやる人を探すしかないのです。
二つ返事でOKして、休みの日に家の近くで待ち合わせ。
その間なんだかんだ、テンションがあがりランニング用のハーフパンツなんかを買ったりしました。
友人はパツパツのスパッツにアディダスのウェアを纏い、完全に上級者の装いです。
やはり、形だけでも一手間かけて正解でした。
準備体操を経てスタート。
やはり体は重いですが、思いの外順調。友達もよい感じのペースで合わせてくれてます。
と思いきや…、500メートルくらい走ったところで急激に呼吸が苦しくなり大失速、友達に鬼の剣幕でストップを求めました。
それもそのはず、こんなにがっつりジョギングしようとしたのは野球部にいた高校時代以来で、そこから30キロ以上も体重増加しています。
そんな男が走り出してしまえば、途中で命の危機に瀕しても不思議はありません。
完全にジョギングを舐めていました…
現代社会の誘惑と怠惰にまみれた私にとって、ジョギングはいつの日か気軽な健康増進法から命がけの千日回峰行に変わっていたのです。
道半ばで解脱を諦め還俗した私たち一行は、散歩という名のお遍路参りに方針転換。
走り抜ける筈だった渋谷、原宿を寒空に短パンで歩き回り帰りつきました。
消費カロリーはどれくらいでしょう…
そんなことより、これから何食べに行こうかで頭が一杯です。